CD125
1966年発売。長く続いたC92から刷新、CB・CLに1年先駆けてサイドカムチェーンを採用した。
「CD」は1964年発売の「スーパーカブCD105(C100の54ccセル付き版)」が初出だが、「ベンリイCD」としてはこのCD125が初登場。

CS90で初採用のTボーンフレームに大型の2気筒エンジンを搭載し、重厚な佇まいに見えるが前後フェンダーやサイドカバーは樹脂製で、車体重量115kgと後のCD125Tなどと比べると非常に軽い。ホイールは前後16インチ。


■諸元:
・全長:1,870mm
・全高:975mm
・全幅:720mm
・重量:115kg
・原動機種類:並列2気筒
・始動方式:セル・キック併用
・変速機:4速ロータリー
・排気量:124cc
・ボア:44mm
・ストローク:41mm
・最高出力回転数:10,000rpm
・最高出力:12.5ps
・Fタイヤ:3.00-16
・Rタイヤ:3.00-16

CD125A
CD125の廉価版。1年遅れて1967年発売。
「セル無しでキックのみ」「フォークカバーがゴム製ブーツ」「タンクはメッキパネルではなく塗装タンク」というのが大きな違い。
細々したところでは車体後方のグラブバーがなかったり、バッテリーのサイズも小さかったりする。
基本的なスペックはCD125と同じ。CD125よりさらに軽く乾燥重量98kg。