CD125S
1970年9月発売、CB90から派生した実用車。同年1月のCB90発売から遅れること8ヶ月、兄弟車SL125S・CB125Sと同時発売された。

従来の「ビジネス車をベースにスポーツ車を作る」流れとは対照的に、スポーツ車であるCB90をベースにして作られた実用車である分、軽快でスポーティではあるのだが、 実用車に求められる積載能力や安定感、長距離走行の快適さを欠くとのことで当時の評価はイマイチ。1年、およそ4,000台で生産終了となった。

100kgを切る車重に実測90km/h程度までは一気に出せる軽快さと、実用車らしいリアキャリアやシーソーペダル・ロータリーミッションがあいまって独特の楽しさを持つ。


■諸元:
・全長:1,900mm
・全高:1,000mm
・全幅:825mm
・重量:96kg
・原動機種類:単気筒
・始動方式:キック
・変速機:4速ロータリー
・排気量:122cc
・ボア:56mm
・ストローク:49.5mm
・最高出力回転数:9,000rpm
・最高出力:12
・Fタイヤ:2.75-18
・Rタイヤ:3.00-17